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情報流通構造の事例研究会活動報告(JX通信社の講演)

JX通信社の松本氏を囲んで情報流通を検証した。
JX通信社の組織と「ニュースダイジェスト」の機能を解説。
SNS投稿の中から事変をいち早く感知して、自然言語処理機能で
事変の第一報を配信している。
松本氏によると、デジタル情報流通の行動の中では情報が
フロー型とストック型に二分されているのではないか。
フロー型とストック型のコンテンツは両立しないと考えられるが、
独自性のある速報には双方の要素が含まれている。
ストック型コンテンツには独自性が必要。フロー型コンテンツも
積み重ねることでストック型コンテンツに成り得る。
最近の例でいうとコロナ報道。速報はその日の情報でしか無いが、
情報を集積することで別の意味を持つ。

同社のアルゴリズムと分析によりニュースの本質を判断して
テーマに沿って時系列に整理ができている。
いわゆる目利きの判断と機能が瞬時にAIによって行われている。
コロナ感染情報や大阪都構想など大局的な報道テーマについては、
公正にファクトを早く届ける存在感を示している。

(主査:田代 順)