日本広報学会について

会長挨拶

日本広報学会は1995年に設立、企業や行政などの経営体の広報・コミュニケーションに関連した研究活動を展開しております。「広報」を学問として確立・深化させるとともに、実践の場においても意義のあるものにすることを強く意識しています。研究者・教育者だけでなく、広報・経営の実務の人達とも協力して活動していることが、他の多くの学会とは異なる特徴です。

20周年を迎えた2015年、今後の活動の礎にするために、「日本広報学会20年史」をまとめ、それまでの20年間の広報・コミュニケーションの研究活動を振り返りました。そして、「日本広報学会の将来像と近未来行動計画」を策定し、以来、当学会の下記ミッションをしっかりと果たすべく、新たな変革に取り組んでおります。

  • 学会設立の原点である「広報学の確立」を目指す。
  • 広報・PRの実務者と理論・研究者の交流・協創の拠点となる。
  • 組織の開放性と対話の精神と行動を社会に醸成していく。

私の属するパナソニック株式会社は、「A Better Life, A Better World」をブランドスローガンとして掲げています。お客様一人ひとりにとっての“より良いくらし”を追求し、拡げ、地球環境への貢献をはじめ、グローバルに“より良い世界”の実現に貢献していく、というお客様への約束を表したものです。ブランドは、私たちのさまざまな活動によってお客様に伝わり、お客様の心の中につくられていく絆であり、かけがいのない最も重要な資産のひとつです。そして、このブランド価値を高めるために、広報・コミュニケーション活動はたいへん大きな役割を担っています。

多様性を増す社会環境の中で、情報技術の進化・発展とも相まって、企業に限らず、さまざまな組織において、広報・コミュニケーションは近年ますます重要性と複雑性を増しています。学会設立の理念に基づき、理論としての体系化をめざしつつ、ミッションを果たしてほしいと思います。そうした中で、広報を実践する経営の立場からも、広報・コミュニケーションの世界そして学会発展に一層の貢献ができればと考えています。

長榮 周作
日本広報学会 会長
パナソニック株式会社 取締役会長