学会の活動

30周年記念特別功労賞

日本広報学会では30周年を記念し、学会に長年の功績があった方に特別功労賞を授与いたしました。授与式は、2025年10月11日、東京都市大学で開催された第31回 研究発表全国大にて行われました。詳細は以下の通りです。

表彰目的

当学会の設立、発展、活性化等に対する長期間に渡る功績に対し、感謝の意を表するとともに、その功績を顕彰するために、30周年記念事業の一環として特別功労賞の表彰を行う。

表彰対象者 : 上野 征洋 氏

表彰事由(功績概要)

広報学会設立以前より、上野征洋氏の当学会運営および研究・教育分野全般にわたる功労は、群を抜いて列挙に暇がない。その内容を踏まえ特に次の5点を挙げる。

(1)学会設立時には発起人を務め、第1期より通算24年(12期)にわたって理事、常任理事、   理事長、副会長を務め、学会の発展に尽くした(理事長としては4年、副会長としては12年)。また、日本における広報領域の学問としての基盤整備とその発展に貢献した(特に下記3、4により)。

(2)理事長在任時には、10周年記念事業(愛知万博会場での国際シンポジウム、『体系パブリッ ク・リレーションズ』翻訳事業など)を領導し成果を収めた。

(3)研究活動では、単著・共著で20冊以上の著作があり、論文や寄稿は「広報研究」誌をはじめ多岐にわたり雑誌、新聞には約300篇余の掲載がある。

(4)教育活動では静岡文化芸術大学他3つの大学で在職中に「広報論」「メディア論」などを講義・指導し、日本で初めて「広報」を冠した研究科(修士課程)を設置した社会情報大学院大学で初代学長を務めた。

(5)社会・公益活動では、内閣府の政府広報委員(座長)、国土交通省や経済団体、東京都、県・市などの委員を兼務し広報活動の啓発や改革に努めた。