学会の活動
研究会報告
概要Outline
人的資本を「COM経営」で高度化する施策とは
近年、経営課題の大きなテーマとなっている「人的資本経営」について、
日本広報学会では2つの研究会を発足させました。
略称で言うと、1つが「効果的IC施策研究会」、もう1つが「HCM-IC部会」。
この両者の第2回例会を月15日(木)19時からオンラインで開催します。
講師は、UnIpos(株)CEOの田中 弦氏。
のべ数千冊に及ぶ有価証券報告書や統合報告書を読み込み、
人的資本経営を志向する企業の現状や取組課題について分析し、
積極的に分析・発信してきています。例会では田中氏の見方や考え方を手掛かりとして、
新たな視点を得たり、今後の施策開発の参考にしていきたいと思います。
両研究会は23年度「人的資本経営と効果的IC施策研究会」を引き継ぎ発足させました。
これまで要望の高かった"事例交流活動"を強化し、
さらに全社/グループ課題となる人的資本経営の取組を
コミュニケーション/関連活動の側面を補強・高度化する施策開発の作業を通じて、
より強力で納得性の高い施策にしていくことを目的としいます。
現在メンバーは交流部門に18名、調査研究活動に7名の計25名(兼務メンバー含む)。
今回の人的資本経営は、もともと旧「日本的経営」のもとで
広報機能を媒介として経営戦略と人事戦略が連動していた一昔前のスタイルを一新し、
新たな成長戦略として提唱されています。本研究会としては、
この成長戦略に必然的に要求される働き方改革の試みとも併せて、
日本広報学会らしいインターナル・コミュニケーション施策の検討を
進めていきたいと思います。
(主査・清水正道)