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研究会報告

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第3次経営コミュニケーション研究(2021年5月度)

3月・4月に実施した三社(オイシックス・ラ・大地、ワークマン、AGC)の第1回目ヒアリング調査を深堀りするにあたり、5月の会合では仮説として設定した7つの機能の作用について協議を行いました。7つの機能は、従来の広報の役割とは異なり、インターナルとエクスターナルの両者にまたがる機能であることから、定義の区別をするべくメンバー間で「広報」「コーポレート・コミュニケーション」「インターナル・コミュニケーション」等の言葉の定義を確認しました。

この7つの機能は VUCA 時代における成長と安定の両立、オライリーとタッシュマンの「両利きの経営」でいうところの深堀りと探索の両立に貢献する前提であることから、この機能が企業の財務的・非財務的な面での永続的な存続を目指すものであるという意味を込め「企業価値向上のためのコミュニケーション・サイクル」と仮定することになりました。
5月は10日(月)、31日(月)計2回のオンライン会合を実施しました。
メンバー間で共有された概念を軸として、6月は三社の第2回目のヒヤリング調査に向けた各社の考察を行ってまいります。

(主査:斎藤 智文(淑徳大学))