学会の活動

研究会報告

概要Outline

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情報流通構造の事例研究会3月活動報告

研究フォーラムの発表に備えて研究内部で議論を行いました。情報流通はコンテンツと経路とメディアの3つの要素で成り立っている。コンテンツと経路に関して事例研究の成果が出てきたので、フォーラムで発表する。


発表者

玉川 俊哉

発表テーマ

コミュニケーションの構造的理解に向けての基礎研究

概略

2019年の第2回研究フォーラムで情報流通の構造化を検討する一つの形として、コミュニケーションホイール(Communication Wheel)を提示した。その後の議論の中で、発信者と受信者をつなぐ、情流構造
(メディア・媒介)に加えて、そこを流れるコンテンツの形、そして受信者の理解と行動、すなわちコミュニケーション全体にわたって、構造化して理解しないといけないという認識が生まれた。
コミュニケーションを「コンテンツ」「情流」「受け止め(受動)」の三つに分けて構造化して解説する。


発表者

田代 順

発表テーマ

デジタル情報流通をレイヤー構造で考察する

概略

企業の公式情報の発表視点からデジタル情報流通構造をレイヤー構造で整理する。デジタルの流通構造の中ではSNSやニュースプラットフォームなど様々なメディアが機能してニュースや情報を移動拡散させている。流通構造が複雑なあまりに、正しく流通経路を確認することはできるのか?ニュースや情報の流れをいくつかの階層構造に分類すると、その階層間同士の「記事転載」には規則性が見られるようだ。


発表者

安藤 涼太

発表テーマ

情報流通における今日の課題とその解決案の検討
~人とAIの共生・音声による情報パートナーに向けて~

概略

情報流通の現状と課題を、「情報」・「時間」・「人」の3つの要素に分解し、各課題を整理する。また、これら関係性や特性を「変化」・「不変」の2つの視点から観察することで1つの課題に集約する。


研究フォーラム前に発表の演習も兼ねて3回の定例会を開催した。
5月の定例会は下旬の予定(5月25日火曜日18:30オンライン開催)
参加はtashiro@materialpr.jpまで。

(主査:田代 順)