学会の活動

日本広報学会賞

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2020年度 (第15回) 日本広報学会賞

2020年度の日本広報学会賞は、2019年4月1日から2020年3月31日までに公開され、自薦他薦のあった図書2点、論文8点を対象に審査を行なった。論文8点の内訳は、「広報研究23号」に掲載されている7点の内、2019年4月1日以降に電子ジャーナルとして公開された5点と、「広報研究24号」掲載されている3点である。
7月14日に第1回審査委員会を開催し審査方針を確認の上、8人の委員による作品の読み込みに入った。8月31日までに各審査委員より評価票の提出を受け、8月1日に第2回の審査委員会を開催。各委員が提出した評価票に基づいて慎重に討議を行った。
応募作品の研究テーマは広報の社会的役割の拡大により、主体として一般企業に限らず、教育機関や自治体、NPOなどの課題と幅広く、研究アプローチもマーケティング、メディア、組織論などとも関連する学際的なものに広がってきていることが印象的であった。学会賞としての評価の視点を、研究プロセスそのものの質的評価と共に、テーマ自体の重要性や実践面での波及効果などにも目配りをする必要性が、委員会の議論の中でも感じられた。
上記の結果、下記の作品を日本広報学会賞に選定した。

審査結果

学術貢献賞

該当作なし

優秀研究奨励賞

該当作なし

研究奨励賞

【論文】「動画共有サイトのユーモアと認知的経験が動画への態度と購買意図に及ぼす影響」―観光PR動画を用いた定量分析―

薗部靖史、青田智樹、菊谷昌由、小林貴裕、坂本克也、佐藤広教、梅田哲也

【論文】「企業のコミュニティ・リレーションズにおける企業博物館活用の実態」―アンケート調査結果からの考察―

高柳直弥

教育・実践貢献賞

【著書】「なぜあの学校は危機対応を間違えたのか」

石川慶子