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研究会報告

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効果的IC施策研究会が企業事例の調査を開始

人的資本経営における推進力とされるIC施策(さまざまな組織内コミュニケーション活動)について、
研究者や実務家で構成される略称「効果的IC施策研究会」は、研究発表大会での報告に続き、
10月20日から先行企業のヒアリング調査を始めました。

中野駅前の本社に丸井グループを訪ねたのは研究会の中町・清水の両名。
早速、同社執行役員総務部長の他、広報室長や同室リーダーに対話を重視した
グループ内のコミュニケーションの実態から長年継続してきた成果までのヒアリングを行いました。            

今後引き続いて、保険会社や製造メーカーなどに依頼していく予定ですが、
今回印象的だったのは、丸井グループのトップが
社内の現実をよく観察しながら現実的な方策を提案し、
それらの施策をぶれずに継続してきたこと。
同社のサイトには、施策導入前と導入後の「中計進捗会議」の
会場風景の写真が掲載されていますが、その風景がまったく様変わりしていること。
その画像が疑いようのない証拠になっていることでした。

従業員の意識変化は1枚の写真でも立証されることに驚きましたが、
私たちはさらにDXコミュニケーション研究会と合同で、
企業が重要施策を浸透させる際に従業員がどのような行動をしたり
経営における役割を果たしていくのかなどについて、
両研究会メンバー相互で意見交換を予定しています。

(主査・清水正道)