学会の活動

研究会報告

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“試行錯誤”から次のステップへ!! ~IC事例研究交流部会は新たな活動を目指します

IC事例交流部会は、企業における経営の指示・伝達や社内広報から多様な対話活動まで
組織コミュニケーションに関する情報交流の場としてスタートしてから9ヶ月目を迎えました。
現在12名の方々に参加いただき、次の活動スタイルの模索を始めています。

■年間7社の実践事例を紹介

これまで企業事例として、(1)ヤマハ発動機、(2)伊藤忠商事、(3)関西電力、
(4)アサヒグループホールデイングス、(5)マクロミル、(6)ロート製薬の
6社の事例発表と質疑応答を行ったほか、事務局から(7)経営コミュニケーション研究会以来の
インターナル・コミュニケーション調査研究活動と(8)「コミュニケーション・シード」誌掲載の
企業事例(複数)の報告を取り上げました。
さらに年度内に7社目としてミツカンの事例紹介を予定しています。

■「学ぶ」から「対話する場」に

本年度の部会は、開催時間の6~7割を質疑応答や意見提出に割く運営を続けてきました。
これは「一方的に学ぶ」のではなく、
「学び合う場」を提供することを重視した運営に注力してきましたが、
まだまだ多くの課題を抱えています。

スタート以来、9ヶ月を経過した今日、企業のIC活動は
(a)対象者の拡大「従業員主対象から多様なステークホルダーへ」、
(b)多様なメディアの活用「紙・ウエブ・動画など視線から音声へ」、
さらに(c)従業員の「自立支援」や組織の「健康度向上」など、
経営目的の達成を支援する仕組みづくりまで、
新たな”経営企画部門”としての性格も帯びつつあります。
これらの現象を捉えながら、IC事例交流部会は次の「対話する場」を創造していく予定です。                          
 
(部会長:清水正道)